百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年4月12日

 

再開発で自宅近くが大きく変わるというニュースをみて、なんだか自分が街から取り残されたというか、街に置いて行かれたかのような感覚に陥った。しばらく先の話だけれど、人も増え、景色もがらりと変わる。景色については、昔のままであってほしいというよくあるノスタルジーにこだわってはいないので、まあ仕方ないとして、人が集まる受け皿としての住宅が増えることを、社会が本当に望んでいるのだろうか。そしてそれが街の望む未来なのだとしたら、そこに自分が果たしていて良いのか、と不安になった。今日も工事現場は当たり前のように、未来の風景に向かって動いている。