百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2024年2月14日

 

入試の時期。本番で大失敗したらどうしよう、と焦る日を過ごしていたことを思い出す。志望校に行けなかったら?長い人生、それくらいたいしたことはない、と今なら言えるかもしれないけれど、当時そんな余裕はなかった。その時に思い描いていた未来が、100%自分の人生だった。今、大きなプレッシャーを、たくさんの受験生が抱えて苦しんでいる。自分がそうだったように。青春だったなあ、と清々しく感じるような、苦くて思い出したくもないような、そんな複雑な思い出だ。