百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年12月21日

 

朝、乗り換えの駅のホームで電車を待つ。ここでは電光掲示板にしばらく前から「故障中」の張り紙が貼ってあって、やってくる電車の時間が分からない状態が続いていた。こんなに時間がかかるなら、修理されるのを期待する方がいけないのだ、と半ばあきらめていた。そうしたら今日、修理されていた。「お、奇跡が起きた」。素直にそう思えた。修理なんてされなくて当たり前。転じて、世の中うまくいかなくて当たり前。日頃そう思っていれば、うまくいったときの喜びが思いのほか大きくなる。