百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年5月23日

 

38歳になったとき、40歳の誕生日までの2年間を、修行の2年間にしようと決意した。40歳、世間では不惑と言われる年齢。その年になったときに、本当に惑わず、自分は何を生きがいにして、何を糧にして、何を生業にして生きているのかを諳んじることができるくらいの大人になろうと思った。そしていま、その40歳の誕生日まであと1ヶ月と少ししかないことに、少なからず焦っている。今日も通勤の電車内で「おれ、器小さいなあ」と気分が落ち込むことがあった。今日もていねいに。心を波立たせない。毎日、呪文のように唱えている。