百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年4月20日

 

自営業で本屋を名乗る以上、本に関してはプロなんでしょう?と尋ねられてうろたえる訳にはいかない。ただ「本のプロ」ってなんだろう、という疑問は持っている。他人より世に出ている本のことを知っていなければならないという意味だろうか。こういう人にはこういう本がおススメですよ、という選書のレパートリーを数多く抱えることだろうか。どれも正解であるようで、違うようでもある。たくさんの本を読むかどうかは人それぞれだし、読む本の数を競うことに意味はないと思っているけれど、他人に読書をすすめるにはある程度の読書量が必要であるのもまた事実。とりあえず今日時点での答えは、読書の醍醐味を自分自身が体感して、そこから得られる一次情報を自分の言葉で伝えること。それが一番のプロらしいふるまいかなと思っている。