百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2023年1月19日

 

昨日の朝。昼食を買いに立ち寄るお弁当屋さんが、セルフレジに変わっていた。カウンターの「ご自身でお願いします」表示が目に入らず、奥の厨房の店員さんを待っていたら、「すみません、セルフでお願いします」とタッチパネルの操作方法を教えられた。ああ、すみません、とタッチパネルに触れ、おにぎりのバーコードにリーダーをかざす。いつも店員さんに会計してもらうのが当たり前だったので、カウンターの表示に気づかなかった。ルーティンをこなしているときの目はなぜ、節穴なのだろうか。きっと私みたいな客のために都度説明にやってきて、セルフの意味がないじゃん、と店員さんも思っているのかもしれないな。後ろめたさがつのり、今朝は自分でスマートに会計を済ませた。厨房越しに店員さんから「ありがとうございまーす」と声を掛けられ悦に入っている。