百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2026年6月29日

 

雨が降る日に傘を持って家を出るたび、ほんとうに小さなわだかまりのようなものを感じていた。その理由が今日、ようやく分かった。自由が丘の傘屋さんで、自分にとって割と立派な傘を買ったのが数年前。その傘を大事に使っているのだけれど、閉じた傘を留めるマジックテープがもうボロボロで、ほぼ役割を果たしていない。まだ買い替えたくはない。でも持ち歩いているとすぐにマジックテープが外れてしまう。この、わざわざ言葉にするほどでもない心のしこりのようなものが、地味に気持ちを沈ませるようだ。