
批評家の若松英輔さんがエッセイで語っている、国語の授業は好きだったけれど成績は悪かった、という話。それは自分を励ましてくれるエピソードだ。私は、中学高校の時の細かい成績はあまり覚えていないけれど、ただ国語の授業は嫌いだった。テストでも良い点数をとれる気がまるでしなかった。消去法で理系を選んだと言っても間違いではない。それがいま、本屋をやっているのだから、人生どうなるか分からないものだと本当に思う。子どもの頃の得意不得意は、将来にわたってずっと自分を縛りつけるものではない。そう思えば、今日も仕事を自由にやれる気がする。