百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2025年7月4日

 

電車内で「家族カレンダー」(中村暁野/アノニマ・スタジオ)を読んでいる。ひとことで日記、と言っても、いろいろな書き方というか、語り方、綴り方があって、本当に面白い。普段自分が書いている日記(のようなもの)とは全く異なる文体に驚き、自分もこういう日記が書けたら嬉しいだろうなあ、と思った。家族を見つめる著者の視点の広さや、相手の言葉の受け取り方の正直さにも、胸を撃たれた。もっと早く読むべきだった。