百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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PAPIER TIGREの鉛筆

 

久しぶりに行った下北沢の小さな文房具屋さんで、きれいな鉛筆を発見した。「PAPIER TIGRE」(パピエティグル)はパリで設立されたステーショナリーブランド。何の変哲もない普通の鉛筆だけれど、くっきり分かれた2色のカラーリングと軸の塗装の質感がなんだか良くて、手に取った。

 

帰宅してこの鉛筆でメモを書いてみたら、指先に触れる軸の感触が心地よくて、字を書く時間が想像以上に楽しいものになった。そもそも鉛筆を使う頻度が劇的に減った今、どの鉛筆を使おうかと悩み、選ぶ時間はとにかく贅沢だ。今度は違う色のこれを買ってみようかな、なんて思ったりもする。