久しぶりに行った下北沢の小さな文房具屋さんで、きれいな鉛筆を発見した。「PAPIER TIGRE」(パピエティグル)はパリで設立されたステーショナリーブランド。何の変哲もない普通の鉛筆だけれど、くっきり分かれた2色のカラーリングと軸の塗装の質感がなんだか良くて、手に取った。
帰宅してこの鉛筆でメモを書いてみたら、指先に触れる軸の感触が心地よくて、字を書く時間が想像以上に楽しいものになった。そもそも鉛筆を使う頻度が劇的に減った今、どの鉛筆を使おうかと悩み、選ぶ時間はとにかく贅沢だ。今度は違う色のこれを買ってみようかな、なんて思ったりもする。