勤めている大学で機関誌を読んだ。そこに聖路加国際大学の理事長のエッセイがあって、一気読みした。長い総合商社での激務を経て、看護系大学の経営に携わるという転身。呼びかけに応じる素直な姿勢に敬服すると同時に、「楽しく仕事をしようとすること」の重要性を説いていて、共感した。自分もこれまでの仕事を振り返ると、「大失敗だった」とまでは言わないけれど、「楽しもう」という積極性がまだまだ足りていなかったと後悔する。楽しい、充実している、と感じながら仕事をしていた時期は確かにあって、その点では自分は恵まれていると思っている。十何年、もしいやいや仕事をこなしているだけだったら、と思うとぞっとする。いまは本当に仕事が楽しい。良かった。