百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年9月23日

 

「静寂」という言葉を大切にしている。ただ表面的に「静かでいること」だけではない。短い時間であっても、外部を遮断した自分だけの時間を持つこと。あれもこれも欲しがるのではなく、足るを知ること。「静寂は最高の贅沢品」アーリング・カッゲ「静寂とは」を読んでその言葉に共感し、静寂を味わえるようでありたいと思うようになった。それでも、「あぁ今日はちょっとしゃべりすぎたな」「あの言葉は余計だったな」「所作に無駄が多かったな」「忙しいことを言い訳にして自身を振り返る時間を持たなかったな」と後悔することが多い。今日がそうだった。余計な言葉を発したと後悔しても、取り消すことができない。その悔しさはあとを引く。気をつけなければいけないな。