百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

MENU

2022年9月12日

 

「西暦2100年、月面遠足?」と帯に書かれた絵本があった。2100年といったら今から約80年後。まぁ自分は生きてはいないだろうけれど、決して気が遠くなるほどの未来ではない。歴史の教科書で登場する鎌倉時代だって100年以上続いていて、その始まりと終わりの時代性の違いを意識する人はいないだろう。そのくらいの未来だ。その2100年に月面遠足が可能になっているのか?ということには正直あまり関心がない。それよりも、もしこの絵本をずっと大事に持っていて、80年後に子孫が読んだらどう思うだろうか、と想像する。