百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年7月28日

 

「一生モノの家具を」なんてよく言うけれど、自分が10年後もそのデザインが好きであるとは限らない。好みは変わるかもしれない。10年後に好きと思うデザインも、20年後には変わるかもしれない。だから今好きだと思うモノを大切にしましょう。そういう言葉に何げなく出会って、ギクッとした。まさにその通り。大切な家具を手に入れたら、将来に渡ってずっと好きでいなければならないとしたら、それは一つの脅迫でもある。長く好きでい続けることももちろん大事。好きならその気持ちに正直でいたい。でも、「そうでなければならない」と自分を縛り付けることは、できればしたくない。そう思った。