2022-07-28 愛について 本の紹介 詩集 愛について/若松英輔 亜紀書房 表紙の赤がぐっと目に飛び込んできて、いろいろなものを想起させる。太陽。花。血。心臓。その赤をイメージしながらページをめくると、言葉に宿る赤い世界に、はっとする。言葉と印象が強烈に結びついて、心臓を震わす瞬間。 ほんとうの言葉を 語ってください むずかしいことではなく 頭にではなく 胸に 響くように (弱い人) 「ほんとうの言葉」「ほんとうのもの」「ほんとうのこと」「ほんとうの姿」。 「ほんとう」を知り、伝えられる人間でありたいと思った。