百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年6月24日

 

上機嫌に、リラックスして過ごしたいとずっと思いながら、全然それを実現できていないことに気づく。例えば混雑する電車内。自分の想い通りに動けないと周囲の人へのイライラが増してくる。例えば自宅マンションの共用部内にCM撮影のための業者が出入りしていると、その人たちが不愛想だからと言い訳して、自分も不愛想を決め込む。そうじゃないんだよな。もっとこう、体を開いて、ゆとりをもって、外からの不快な刺激をさらっと受け流せるような、そんな状態を目指したい。いまは凝り固まっていて本当にダメだ。もっと、機嫌よく。そんなことを、内田樹「複雑化の教育論」の、まさに「身体も心もうまく動かすために必要なこと、それは上機嫌でいること」を読みながら、感じた。