百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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カケル建築家

Next Architect2 カケル建築家/遠藤秀平 編 学芸出版社

 

建築家が建築家になるまでのこと、仕事で考えていることなどを語ったインタビュー集の2冊目(※)。自分は建築家にはなれないけれど、建築家の考えを浴びて真似しようとすることはできる。その「真似する」ための本。

 

学生に伝えたいことは?と聞かれて建築家の陶器浩一が答えている内容は、建築家に限らず様々な仕事においても言えることだと思う。何をするにも勉強は大事で、でも頭でっかちになるのは良くなくて、やり方に正解はなく自分でちゃんと考えるべき、ということが、よく分かる。

 

建築はいろいろなことを知らなくてはいけない。実際にものを作ろうと思うと技術的なことまで多くを知らないといけない。広い知識が必要です。でも一方で、自分の柱も必要で、他の人にはできない武器を持たなくてはならない。ただ、専門バカになって、それは専門外ですとなってしまうとまずい。

 

(※)1冊目はこちら

sarusuberi-to-taiyo.hatenablog.jp