百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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2022年6月1日

 

自由が丘に関りを持ってから、ちょうど10年が経った。2012年の6月に、自由が丘の設計事務所に入社してから数えて、だ。それまで自由が丘は都会人が遊びに行くカラフルな街というイメージだったけれど、そこで約9年働き、縁あって住むようになってから2年が経ち、イメージはだいぶ変わった。賑やかな駅周辺は賑やかで、でも静かな街はとことん静か。新旧が無造作に共存したこの街を、ここまで身近に感じるようになるとは思ってもいなかった。時間の経過と、距離感の変化は、街のイメージをガラッと変えるのだ。