百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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北欧デザイン旅案内

北欧デザイン旅案内/萩原健太郎 学研マーケティング

 

コペンハーゲンにある王立図書館は、その黒花崗岩の外壁から「ブラック・ダイアモンド」と呼ばれているそう。高くなるにつれて外に広がっていく斜め壁のその建物に、豪快さ、壮大さを感じる。まるで本を読んで知識が外へと広がっていくことの比喩のようだ。写真で見て以来、いつか行きたいと思うようになった。ヘルシンキの「アカデミア書店」もしかり。

 

「北欧デザイン旅案内」を読むと、コペンハーゲンヘルシンキストックホルムの北欧デザインを写真でたっぷり味わえる。建物だけでなく、家具や雑貨にも美しいものが多い。日本の北欧人気をどこか冷めた目で見ることが多いのだけれど、その人気の理由も分かる気がするから悔しい。あたたかさ、やわらかさ、強固さなどをすべて持っている北欧のデザイン、むやみに参考にしようとするとすぐ、ただの真似になってしまう。そうならないように、デザインの本質というか、要諦を掴もうと、今日も写真を眺めて目を養う。