百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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ネコヅメのよる

ネコヅメのよる/町田尚子 岩崎書店

 

ここまで他人様のお宅の猫を愛おしく思ったことはない。今後も恐らくないんじゃないかと思う。著者のinstagramの写真を眺めては「かわいぃ~」と声に出してとろけている。

 

齢20歳を超える猫「白木」(先日、生き終わりました)がモデルのこの絵本。夜になると猫たちが一斉に夜空を眺めに外へ出る。そこで夜空に現れたのは・・・。

 

猫の野生の勘のようなものが垣間見えて、その神秘性を味わえる。と同時に、人間には分からない(気づかない)、猫には猫なりの人生(猫生?)の楽しみがあるんだなぁとちょっと安心する。