いつもより遅い時間に事務所を出た。20時半を過ぎていた。どこかで食べて帰ろうと思って歩いていたら、入れるお店がほとんどないことに気づいた。そうか、時短営業真っただ中だった。
いつもはこの時間に外を歩くことがないから気にならなかったけれど、いざ自分が食事をしたいと思う状況になると不便さに戸惑う。時短要請に従っているたくさんのお店は健全であり、食べる側もなるべくまん延リスクを減らすようにすべきなのだけれど、一方で、ちょっとくらいいいじゃないの、お酒を飲んで暴れるわけじゃないんだから、と思ってしまった身勝手な自分にも気づいた。わずかかもしれないけれど、落ち着きつつあるのは確かだ。油断は禁物。