旅する八百屋/青果ミコト屋 アノニマ・スタジオ
「あっ、この八百屋さんの名前、どこかで見たことある」本の表紙をみた家族に言われた。昨日、出張本屋で仕入れた新刊を置いていたら、手に取った方が「この八百屋さん、知ってる」と言っていた。その小さな八百屋さんの名前は徐々に広がっているようで、農業という薄利で大量生産できない商売でも信念をもって営んでいる、彼らの発信力に驚かされる。
青果ミコト屋は男性二人による小さな八百屋さん。横浜の、といっても場所はあまり重要でなく、野菜の宅配や移動してのイベント出店をしている。彼らが八百屋を始めるまでの、生々しいストーリー。それはきっと、何かを始めようとする人を勇気づけてくれるはず。定期配達⇔定期便。移動式八百屋⇔出張本屋。野菜を本と読み替えれば、そのまま自分の仕事にもあてはまる。