きぼうのかんづめ/すだやすなり・文 宗誠二郎・絵 ビーナイス
新刊 1,320円(税込)
「あの日、津波に流されずに残ったものがあった。それは、希望だった。」東日本大震災で被害を受けた石巻市の缶詰工場。商品は土で汚れ、工場はもう終わりだ、と思っていたが、そこでサバ缶を仕入れているラーメン屋から希望の言葉を聞く・・・。
実際にあった出来事をもとにした絵本で、震災で被害を受けてもなおそこに希望を見出そうとする人の健気さが、胸を打つ。経堂のラーメン屋の、パパさんに常連さん。その温かさと行動力に、前を見て歩こうという想いを強くした。