百日紅と太陽

  真夏の太陽に向かって枝を伸ばし、花を咲かせるサルスベリのように。自分の成長を実感できるような読書体験を届ける本屋です。

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自分軸のインテリア

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「もの選び」の芯も定まる 自分軸のインテリア 主婦の友社

 

住まいのデザインにおいて、間取りや仕上げ材も大事だけれど、部屋の中に置いている家具や雑貨もそれと同じくらい、もしくはそれ以上に、大事なのだと感じるようなった。イメージするのは、箱。家は自分の暮らしを包む外箱のようなもので、箱の外側は外気。箱の内側が部屋。その箱自体は、例えばシンプルな立方体で、真っ白。いくつま穴(窓)があいている。その箱の中に、自分の好みに合った家具という道具を入れていくことで、カスタマイズしていく。だから家は何の変哲もない、良くない例えをすれば、どこで切っても同じ金太郎飴のように画一的な住戸のマンションの居室であっても、それ自体は何の問題もない。中にそろえる家具や雑貨をどうやって自分色にするかで、部屋の快適性が決まるのだと思う。

 

その時に大切にしたいのが、自分なりの「軸」。他人と違っても良いので、「わたしはこれを大事にしたい」というポイントを押さえた部屋づくりをすることが大事。5組の住まい手の部屋づくりのアイデアを見ると、その「軸」の大切さが良くわかる。そして気づく。「あぁ、なんとなく頭に描いていた『これいいなぁ』というイメージを、なんとなくで済ませるのではなくて、自信をもって軸にすればいいんだ」ということに。