百日紅と太陽

夏の太陽に向かって花を咲かせるサルスベリのように。読む人をぐんぐんと成長させるような、そんな本棚づくりを目指す本屋です。

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世界は贈与でできている

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世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学/近内悠太 ニューズピックス 

 

「贈与」がどういう仕組みで行われているのかについて、深く考察した本。なぜ贈り物を受け取る以上に、贈ることに喜びを感じるのか。なぜ贈り物の差出人でありたいと思うのか。その理由に気づくと、「自分が誰かから愛され、贈与を受けている」ということに気づくための感度が高まると同時に、贈与の相手がいるという事実に幸せを感じることができる。

 

「すでに贈り物を受け取っていて、一方で自分は他人に与えていない」という健全な負債感が、贈与へのモチベーションになっている。そのことを意識できると、自分の目に見えないところで、贈与のバトンが繋がり、広がっていくことに期待がもてるのだと思う。