夜中の間に雨が降っていたのか、起きたらいつもよりは涼しく、ただ湿度の高い朝だった。明日はもっと強い雨になるようだ。9月に入って、これを機に酷暑の日々から抜け出せることができれば良いのだけれど、まだまだそうもいかなさそう。ただ、雨と憂鬱がイコ…
女性の著者が書くエッセイ集が好きで、よく読んでいる。いまは三砂ちづる「心の鎧の下ろし方」を。次は柚木麻子「とりあえずお湯わかせ」、最相葉月「母の最終講義」などが控えている。なぜだかはよく分からない。男性の書くエッセイも好きだけれど、女性の…
「趣味は何ですか」というのと同じくらい、頻繁に聞かれてかつ答えにつまる質問に、「何をしている時が一番楽しいですか」がある。趣味がある人はそれに打ち込んでいる時間が一番楽しいのだろうけれど、趣味とまでは言わなくても、「休日にカフェでコーヒー…
9月になった。毎年言っているようでげんなりするけれど、本当に、いつの間にか、という感じだ。「9月」と聞くと途端に、もう1年の後半であることを意識せざるをえなくなる。知人が「9月からが自分の中での後半戦といった印象」と言っていて、自分もそれに近…
昨日はナツメヒロに本の納品。今週末から始まる企画展「旅人のトランク展」に向けて。 仕入れたばかりの絵本「ゾウとクジラ」を目立つように置いた。砂を用いた、粒感を感じさせる絵が本当に美しい。ちょっと悲しい、寂しいお話しかと構えて読み進むのですが…
パンデミックとアート 2020-2023/椹木野衣 左右社 いのちの居場所/稲葉俊郎 扶桑社 椹木野衣「パンデミックとアート 2020-2023」を読んでいて、新型コロナウイルスに対する人間の見方についてのエッセイに、そうだった、と、忘れそうになっていた考えを呼び…
災害級の暑さになる模様、なんてニュースを昨日聞いたものだから、怯えて外に出ることを躊躇った。そんな暑さが8月末にやってくるってどういうこと?9月は9月として過ごせるのだろうか?洗濯物がカラッと乾くのはうれしいけれど、何事にも限度ってものがある…
ナツメヒロへの納品準備。雑貨店で、雑貨を目当てに来るお客さんに興味を持ってもらえる本はどのような本だろうか、とあれこれと考えを巡らせている。本の世界にパッと入り込めるような手軽な本が良い。ただそれだけでなく、多少文字が多くても、奥の深い読…
自分のことを棚に上げて他人の言動を嫌がることって、意外に多いと気づき、反省する。仕事中、他人がしゃべっている声が気に障るなあとイライラした数分後、自分も同じような声のトーンで会話をしている、なんてことがある。他人のこと、全然言えないじゃな…
もっと仕事に深さを求めたい。言葉で表そうとするとどうしても幼稚な表現にとどまってしまうのだけれど。仕事の対象を広く深く知り、相手の気持ちを想像しつくして、やるべきことを丁寧にやる。なんだか今までの仕事が、決してダメではないのだけれど、どう…
批評家の若松英輔さんがエッセイで語っている、国語の授業は好きだったけれど成績は悪かった、という話。それは自分を励ましてくれるエピソードだ。私は、中学高校の時の細かい成績はあまり覚えていないけれど、ただ国語の授業は嫌いだった。テストでも良い…
電車内では立って本を読むのが日課だ。最近はもっぱら新書。持ちやすいし、読みやすい。学んでいる、という気分も十分に味わえる。ただ、今読んでいるのは「形而上学とは何か」(ちくま新書)。形而上学とは何であるかを多少なりとも説明できるようになれれ…
カフェニルに出張。7冊だけ選書して、販売した。課題はいろいろある。暑いこともあり、なかなか立ちどまってもらいにくいという事情はあると思う。ただ工夫すべき点として、もう少しPOPを分かりやすく、端的に本の良さをアピールしたものにすべきであった。…
3月まで住んでいた自由が丘に今、月に一度のペースで行っている。今日1か月ぶりに行ったら、以前からあった更地に、背より高いくらいの雑草がのびていて驚いた。自分がその街に住まなくなったことと雑草との間には何の因果関係もないのだけれど、そして自分…
なにごとも「急がない」「慌てない」「焦らない」を最近のモットーにしている。例えば目の前の青信号が、交差点に着く直前に点滅しそうでも、歩く速さを変えない。赤になったら赤になったで、潔く待つ。若干のやせがまんもあるけれど、そのことを意識してき…